実店舗もネットショップも、スタートは場所の確保から。出店場所は、大きく2つに分けられます。
ショッピングモール出店 | オリジナルショップ開店 | |
---|---|---|
オープンまでの期間 | 短期間で準備可能 | 長期間かかることが多い |
初期の準備コスト | 安い | 高い |
月次の運用コスト | 高い | 安い |
サーバなどのインフラ構築 | モール内のものを利用 | 自社で構築 |
運営管理費、人件費 | オリジナルショップと同じ | ショッピングモールと同じ |
サイト支援アドバイス | モール内にサポートあり | 自社参加による勉強会。または、 コンサルタント会社などに依頼 |
集客、プロモーション | モールのイベントや、多くの店が 集まっているため、集客率が高い |
自社で企画し、 集客も自社で行う必要あり |
自由度、デザイン、個性 | 制約あり | 自由 |
独自ブランディング | 多店と同じ機能を使用するため、 ブランディングの確立は難しい |
確立しやすい |
ログ解析(顧客分析) | 提供されている分析ツールのみ、 利用可能 |
必要に応じて、顧客分析が可能 |
大小さまざまあるショッピングモールの、どこに出店するかの選択になります。代表的なモールは、「楽天市場」と「Yahoo!ショッピング」の2つです。モールによっては、「個人事業主は出店不可」「販売禁止をしている商品は○○○○○」など、多種多様な制約がありますので、出店前にしっかり確認しましょう。
自社でネットショップを立ち上げる場合は、Webサイトを構築するサーバ選びからスタート。大きく分けると、自社でサーバを構築するのか、レンタルサーバを借りるかの選択になります。レンタルの場合、快適なショップ運営に必要な機能や容量を考え、自社サイトに適したサービスを選びましょう。
ショッピングモール出店のメリットは、何といってもモールの「集客力」を自店に生かせること。
モールには、共同購入やオークション、福袋、タイムセール、ミニバナー広告、ポイントシステムなどの各種プロモーションメニューが用意されています。
また、受注処理や顧客管理などの運営システムが完備されているため、これからネットショップを始める方には魅力的といえるでしょう。「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」などが代表的です。
◆楽天市場 http://www.rakuten.co.jp/
【スタンダードプランの場合】
契約期間 | 1年 |
月額 | 50.000円(税別) |
システム利用料 | 2.0~4.0% |
登録可能商品数 | 20,000商品 |
(2009年8月現在)
◆Yahoo!ショッピング http://shopping.yahoo.co.jp/
【レギュラープランの場合】
契約期間 | 6ヶ月 |
月額システム利用料金 | 20,790円(税込) |
売上ロイヤルティ | 3.0~4.5% |
登録可能商品数 | 無制限 |
(2009年8月現在)
ショッピングモールにおける購買の流れは、「商品の選択」→「ショップの選択」となる場合がほとんどです。そのため、商品の品ぞろえと価格の安さが、売上に大きく影響します。
また、「共同購入」「オークション」への出品も、お客様への露出度を高めるためには欠かせません。
このようなモールの企画に参加することで、集客力が一気にアップします。参加する場合は、お客様が一度に集まることを想定し、自店にあった企画を選びましょう。
【日本を代表するモール「楽天市場」】
お客様は、女性客が中心。楽天ポイントを利用するリピーターが多いのも特徴です。 モール主催者が行う、各種プロモーションへの参加、リピーター確保のためのメールマガジン発行などにより、お客様からのレスポンスが高まります。
【検索エンジンとの連携が魅力「Yahoo!ショッピング」】
ポータルサイトとしての集客では、群を抜いています。大半が男性客のため、サイトの滞在時間が長く、コンテンツをよく検討して購入する傾向があります。また、検索商材(値段、利益率、検索率が高い商材)であるブランド品、時計、化粧品、デジタル家電商品などでは、特に売上を期待できるでしょう。
集客には、モール主催の季節的なキャンペーンに参加することで、売上増大が期待できます。
さらなる売上アップを目指し、多店舗展開するネットショップが増えてきました。複数のモールに出店、ある客層に特化するなどして、ネットショップの支店を作るのです。
出店の基本パターンは2つ。「自社サイトからモール出店」「モール出店から自社サイト構築」という流れが一般的です。
⇒ はじめに、自社サイトをオープンしたほうがいいでしょう。
自社の商品に対するこだわりや独自性を、ネットショップでも強くアピールできます。
⇒ 先に、モール出店を行ったほうがいいでしょう。
お客様がまず商品を選択し、各ショップのサイトへ移動するのがモールのパターン。
モール内の他店と差別化するため、同一カテゴリの商品を安価なものから高額なものまで豊富にそろえます。
品数が多いほど、お客様が目にする機会も増えるため、集客効果も期待できます。
【多店舗展開で成功している「米五のみそ」】
ネットショップの多店舗展開において、みそ業界で先駆的に取り組んでいます。
■ショッピングサイト 自社サイト http://www.misoya.com/
■楽天店 http://www.rakuten.ne.jp/gold/misoya/
■コーポレートサイト 自社サイト http://www.komego.com/